現代において当たり前のように存在する高齢者福祉。
誰もが年を取り、いずれは高齢になるので、
誰もがお世話になる可能性のある福祉分野です。
そのため、高齢者福祉のセーフティーネットとしての役割は非常に大きいといえます。
これが無くなったらどうなるか、みなさんは考えたことがあるでしょうか。
老後に困る!というのはもちろんですが、
それ以外にも私たちの生活に意外な影響があります。
そこで今回は、
社会のセーフティーネットとして高齢者福祉が果たしている役割について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
セーフティーネットとは?
そもそもセーフティーネットとは、コトバンクによると、
『一部での故障や破綻がシステムや社会全体に波及するのを防ぐ安全装置』とあります。
つまり、網目のように安全策を張っておくことで、
全体として安心や安全を受けることができるようにする制度です。
では、高齢者福祉はどのようにセーフティーネットとしての役割を果たしているのでしょうか。
セーフティーネットとしての高齢者福祉
結論を言うと、
誰もが備える必要がある高齢者になった時のリスクを、
社会全体で担保することで各々の負担を軽減しようという考え方です。
日本では介護保険が充実しており、
介護保険内サービスの利用者はその費用の十分の一のみ負担します。
これが実現できているのは、勤労世代が社会保険料を政府に納付しているからです。
政府が社会保険料や税金を使って介護保険内サービスの費用を負担しているからこそ、
利用者は少ない費用でサービスを受けることができるのです。
では、このように誰でも受けられる高齢者福祉が無くなってしまったらどうなるのでしょうか。
まず、介護サービスを受けるための費用が高騰します。
政府の介護保険による負担が消えたと考えれば、
単純計算で費用は現在の10倍です。
1日に4時間介護サービスを利用するとすれば、
一時間1,000円でも、1日で4,000円、1か月で120,000円です。
さらに、私たちはいつ死ぬかわかりません。
来年に死ぬかもしれないし、何十年後かもしれません。
そうすると、長生きした場合には障害でかかる費用がどんどん膨らんでいきます。
そのリスクに備え、莫大な貯金が必要になるのです。
老後が何年続くかわからない以上、際限なく貯金し続け、
若い世代は消費を抑えることが想像されます。
すると、経済活動は低迷し、お金の循環は悪くなります。
経済活動が低迷すると、企業の売り上げも下がり、給料も下がります。
さらに経済活動が落ち込んで困窮が深まるという悪循環が発生します。
この循環をデフレスパイラルといいますが、
高齢者福祉もデフレスパイラルを抑制するひとつの柱となっているのです。
高齢者福祉というセーフティーネットを整備し、
極論を言えば貯金がほとんどなくても生活はできる状況が整っていることで、
お金を積極的に自分や周りに投資することができるため、
巡り巡って自分の収入の増加につながります。
このようにして、高齢者福祉は好景気を刺激するための存在でもあるのです。
高齢者福祉の存続について
高齢者福祉が社会にとって重要な役割を果たしていることを見てきました。
ここからは、高齢者福祉を存続するためにどういったことができるかを見ていきます。
現在、介護業界は人手不足が深刻な問題となっています。
人手が不足していることには福祉を充実させることは困難となってしまいます。
なぜ介護業界は人手不足となっているのでしょうか。
その一因として、我々は介護業界が若者からあまりに距離があることを問題視しています。
介護と聞くと、若者にとっては自分には関係のない話ととらえてしまいがちです。
大学生である執筆者の周りでも、介護業界に興味のある人はほとんどいません。
アルバイトや就職先として介護業界を挙げている人は見たことがありません。
これは、そもそも業界を知らないのが原因だと考えています。
アルバイトを探すにしても、飲食店や学習塾などのほうが学生にとってはなじみ深く、
業務内容のイメージもしやすいです。
しかし、介護業界に関しては学生が普段関わることはほとんどなく、
なんとなく大変そう、というイメージだけが先行している状態です。
学生と介護業界の距離をいかに埋めるかが今後の課題となることは間違いありません。
ちなみに、高齢者福祉を存続させるための資金の原資についても意見があります。
少ない人数の若者世代で多い人数の高齢者世代を支えるためには
若者世代が貧しい生活を強いられてしまうのでは?という意見です。
これに関してはさまざまな議論がありますので、今後の記事で取り上げたいと思います。
最後に
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