シニアの方々は様々な職業の方に支えられています。

シニアの方の周りにいる職業のなかで、特定の資格が必要なものも少なくありません。

お医者さんや介護職員などはわかりやすい例ですが、

調べてみると意外と知らない資格職も複数ありました。

中には京都市特有など、地域によって特別な資格職が存在することもあります!

やはり大学生の身では関わる機会が少なく、知る機会もあまりないのかと痛感しました。

そこで、あまり介護業界にかかわりがない方でも業界のことを知れるよう、

今回の記事ではシニアの方を支えている資格が必要な職業を紹介していきます!

ぜひ最後までご覧ください!

介護・福祉職

介護福祉士

厚生労働大臣の登録及び介護福祉士登録証の交付を受けて、

専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害や、

環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の介護や、

その介護者に対して介護に関する指導を行う者です。

高齢者福祉の分野では、

介護職員として、居宅で提供するサービスや施設でのサービスを問わず中心的な役割を担うほか、

障害者施設等でも活躍しています。

社会福祉士

厚生労働大臣の登録及び社会福祉士登録証の交付を受けて、

身体上又は精神上の障害や、

環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の相談援助に従事する者です。

相談援助は、専門的知識及び技術をもって、福祉に関する相談に応じ、

助言、指導するほか、福祉や保健医療サービスを提供する関係者等との連携・調整を行います。

介護支援専門員・主任介護支援専門員

介護保険制度の開始に伴い創設された資格で、一般的にはケアマネジャーと呼ばれています。

都道府県知事の登録及び介護支援専門員証の交付を受けて、

利用者からの相談に応じ、

適切なサービスが利用できるよう心身の状況に応じてケアプランを作成し、

サービス事業者等と連絡調整を行います。

また、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)は、

介護支援専門員の業務について十分な知識と経験を有する介護支援専門員で、

原則として介護支援専門員の実務経験が5年以上あり、所定の専門研修課程を修了した者です。

医療職

医師

厚生労働大臣の免許を受けて、傷病の診察や治療を行う者です。

要介護認定の際には医師の意見書が必要であり、

また、訪問看護や訪問リハビリテーション等医療系の介護保険サービスは、

医師の指示の下で提供されるため、介護の場面でも密接に関係があります。

介護保険外サービスである弊社サービスも病院から依頼を受けることが多くあり、

かかわりが大きい職業の一つです。

歯科医師

一般的に「歯医者」さんと呼ばれ、

厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医療及び保健指導を行う者です。

通院による診療の他、場合により歯科医師が居宅を訪問して歯科診療を提供することもあります。

看護師

厚生労働大臣の免許を受けて、

傷病者等に対する療養上の世話や診療上の補助を行う者です。

病院等の医療機関ではもちろんのこと、

介護の場面でも介護施設や訪問看護事業所で業務を行うこともあり、介護職との連携が多くあります。

患者さんのお話相手になったり、療養上の世話にとどまらない身の回りの世話もおこなっていたり、

業務の幅が幅広い職業です。

保健師

厚生労働大臣の免許を受けて、

健康の保持・増進、疾病の予防、健康教育等の保健指導に従事する者です。

市町村の保健センター等で地域の乳幼児から高齢者までの保健指導を行うほか、

地域包括支援センターにも配置が必要とされています。

薬剤師

厚生労働大臣の免許を受けて、医薬品の調剤や供給を行う者です。

病院や薬局での業務の他、薬剤師が居宅を訪問し服薬の管理や指導を行うこともあり、

介護職と連携する機会があります。

理学療法士

厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示の下に理学療法を行う者です。

理学療法は、身体障害者に対して、治療体操やその他の運動を実施し、

電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることにより、

主としてその基本的動作能力の回復を図ります。

作業療法士

厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示の下に作業療法を行う者です。

作業療法は、身体障害者や精神障害者に対して、手芸、工作、その他の作業を実施することにより、

主としてその応用的動作能力や社会的適応能力の回復を図ります。

言語聴覚士

厚生労働大臣の免許を受けて、言語障害者又は聴覚障害者に対して、

言語訓練やこれに必要な検査、助言、指導等の援助を行い、言語聴覚機能の維持向上を図る者です。

看護師・保健師は看護職、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は

リハビリテーション職(あるいはセラピスト)と総称されることも多いです。

リハビリテーション職は、医療機関のほか、

リハビリテーションを提供する介護保険サービス事業所等に配置されています。

事業所・関係機関に配置される職種

事業所の種別により、上記に示した資格職等の配置が義務付けられています。

事業所・関係機関の概要や、

そこにどういった職種がいるのかを理解しておくとスムーズな連携が可能です。

地域包括支援センター

地域包括支援センターは、

地域で暮らす高齢者を介護・福祉・健康・医療など、

様々な面から総合的に支援するための公的な相談窓口です。

弊社が本拠地とする京都市では、

「高齢サポート」という愛称で呼ばれています。

地域包括支援センターでは、

要支援者が予防給付を利用する場合に必要な介護予防ケアプランを作成する介護予防支援や、

総合事業における介護予防ケアマネジメントを行います。

また、介護・福祉・医療等の総合相談支援、

高齢者虐待や消費者被害の早期発見・対応や成年後見制度の紹介を行う権利擁護事業、

ケアマネジャーの支援や関係機関との

ネットワークづくりを行う包括的・継続的ケアマネジメント支援事業を実施しています。

保健師(又は経験のある看護師)・社会福祉士・主任介護支援専門員の3職種を配置し、

各専門分野の視点から連携して高齢者を支援しています。

居宅介護支援事業所

要介護者が介護給付を利用する場合に必要なケアプラン作成や

サービス間の連絡調整を行う居宅介護支援を提供する事業所です。

ほか、地域包括支援センターから委託を受けて、

介護予防支援や介護予防ケアマネジメントを実施している場合があります。

介護支援専門員が必ず配置されています。

訪問介護事業所

訪問介護を提供する事業所では、次の職種の者がいます。

訪問介護員

訪問介護を提供する者のことで、一般的にはホームヘルパーと呼ばれています。

訪問介護員は、介護福祉士のほか、

都道府県知事又はその指定する者が行う介護職員養成研修の修了者が従事することができます。

サービス提供責任者

訪問介護員のうち、利用者の数に応じて配置される職種で、

介護福祉士であること等の資格要件があります。

利用者のサービス利用に関する調整、訪問介護計画書の作成、訪問介護員の指導等の業務を行い、

訪問介護サービスを円滑に提供するための重要な役割を担います。

その他

行政職員(ケースワーカー等)

市町村の福祉事務所や保健センターで、

介護保険や高齢者福祉、障害者保健福祉、生活保護等を担当する職員と、

サービス利用についての手続き等で連携する機会があります。

行政職員のうち、福祉事務所において、

福祉六法(生活保護法、児童福祉法、母子及び父子並びに寡婦福祉法、老人福祉法、

身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法)

に基づき各種福祉相談に応じる職員のことを一般的にケースワーカーと呼びます。

民生委員

厚生労働大臣から委嘱されている非常勤特別職の地方公務員です。

それぞれの担当地域において、福祉に関する相談や援助活動を行っています。

老人福祉員

京都市の独自制度によるもので、京都市長から委嘱され、

主に一人暮らしの高齢者を訪問し、安否確認や話し相手となること等により、

地域の高齢者を見守っています。

支えあい型ヘルプサービス従事者

京都市独自の資格で、

京都市の支え合い型ヘルプサービス従事者養成研修を修了し,

京都市から「支え合い型ヘルプサービス従事者資格登録証」の交付を受けた者です。

一定の技術や知識を習得した者が居宅を訪問して,

まとめ

ここに挙げた資格以外にも、

レクリエーション介護士や、介護職員初任者研修を受けた者など、さまざまな立場の職業があります。

さらに、シニアの方々を支えているのは資格職の方々だけではありません。

シニアの方々の親族やその地域の方、ボランティアスタッフなど多くの方が手を取り合って

シニアの生活を守っています。

大学生である執筆者も、こういった方々のご活躍に敬意を払うとともに、

少しでもシニアの方の安心・安全な生活に貢献できるように活動していこうと改めて決意しました。

最後に

我々株式会社whickerは大学生が高齢者のさまざまな要望にお応えする、

「まごとも」というサービスを運営しています。

介護保険で対応できる範囲を超え、

大学生が日常のお手伝いを承り、

若い学生とのかかわりでフレッシュで非日常的な体験をお楽しみいただけます。

大学生との”たのしい”ひとときはいかがでしょうか。

ご家族の皆様や介護従事者のみなさま、

身の回りのお年寄りに「楽しい」をプレゼントしませんか。

ご連絡お待ちしております。

お問い合わせ:050-6863-7272

メールアドレス:whicker.jp@gmail.com